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オオクワガタの簡単(ではない)捕り方・採集方法とは?

time 2018/07/27

オオクワガタの簡単(ではない)捕り方・採集方法とは?

図鑑や本などでクワガタといえばオオクワガタっていう位ですが、実際に採集してみたいって思っても難しいクワガタです。

一時は黒いダイヤとも呼ばれ高価で取引されていました。有名産地では沢山の採集者が訪れていましたが、ホストとなる台場クヌギの破壊・近隣住民とのトラブル等、今では荒れ果ててしまっているポイントが多いのが現状です。

オオクワガタの分布として日本全土と言われていますが、局所的かつ絶対数が少ないのでなかなか簡単ではありません。

とはいえ、まだまだ天然オオクワガタの採集は可能です。ここでは割と手軽な採集方法を書いていきたいと思います。

オオクワガタの採集方法は?

採集の方法としては、まずその場所が生息地である事が前提となります。

採集方法として手軽なのは

灯火採集

街灯採集(灯下採集ともいいます)

かと思います。

樹液採集

でも可能かとは思いますが、木のメクレや洞の奥に潜んでいる可能性が高く、仮に見つけても木を破壊しないと捕れない事が多いので一筋縄ではいきません。

間違っても煙幕なんて使用したらいけません。

材割採集もありますが、副産物(他の幼虫など)が多いのでオススメしません。

有名産地と呼ばれる場所は多数ありますが、産地によって主な採集方法が

灯火採集か樹液の洞採集か分かれます。

クヌギやコナラが主体の産地では樹液

東北地方に多いブナやミズナラ帯なら灯火採集って所でしょうか。

個人的には攻めの樹液採集より、ブナ・ミズナラ帯での灯火採集・街灯採集の方が楽なのでオススメです。

灯火採集(ライトトラップ)での採集

灯火採集(ライトトラップ)は

カブトムシ

コクワガタ

スジクワガタ

ノコギリクワガタ

ミヤマクワガタ

アカアシクワガタ

オオクワガタをメインにほぼ全てのクワガタが捕れます。

ブナ帯がある場所ならオニクワガタやヒメオオクワガタまで採集できる場合があります。

水銀灯やHIDなどを点灯する訳ですが問題は多々あり、電源の確保が大変です。

正弦波インバーターの発電機+安定器+水銀灯(現在はメタルハライドランプ)が必要になりますのでかなりの初期投資が必要になります。

ワット数が高いと山一つ照らす事が出来たりしますが、点灯する場所もかなり選びます。

小生は設置も撤収も簡単手軽な自作灯火採集キット使用しておりますが、

まだ不完全なので公開は控えておきます・・・

しかし、灯火採集で有名な

福島県南会津町(旧伊南村、舘岩村等)、桧枝岐村、只見町

新潟県入広瀬を含む魚沼市

などは(特例を除き)原則禁止となっています。

魚沼市や只見町については条例もあります。

2018年現在、南会津町(旧伊南村)については民宿利用のみ灯火採集可能でしたが、2022年より完全に廃止となった様です…

採集のコツ

その場所に合ったワット数で点灯する。

気温は18℃以上、月齢は新月、その他の場合は曇っていると良い。

ゴールデンタイムは20時半~21時半位。

ガスってしまったり雨だとちょっと辛いが飛来する時はある。

足場はアスファルトが良い、草むらや土では白い物を敷いた方が良い

広角とスポットを使い分ける

その他個人のアイデアが光るので色々試す。

有名産地では他の採集者が沢山います。

とにかく現場に足を運び経験を積む。

デメリットと注意

蛾や羽虫やカミキリムシ、その他の虫が沢山飛来しますので虫が嫌いな方には地獄です。

夜中まで点灯しない。

人様の家がある場所、敷地への侵入、禁止されている場所では絶対に点灯してはいけません。

蛾や他の昆虫など後片付けを必ずしましょう。(採集ポイントを晒しているようなものです)

街灯採集(灯下採集)でも実績があります

有名産地での街灯採集でも同様にほとんどのクワガタを採集可能ですが、

他人の敷地に勝手に入ったり、車のアイドリング音や話し声などでトラブルにならないようにマナーは大切に…

また、交通量の多い所もありますので、車で街灯を廻る際は周囲の状況をよく見て事故に注意しましょう

採集のコツ

オオクワガタは街灯に飛来しますが、明かりの場所より暗い場所を好むので広範囲に探す。

狭い隙間を良く探しましょう。

現場に通って経験を積む。

採集できなくても泣かない。

まとめ

如何だったでしょうか?ライトトラップの設備があれば下見を確実に行う事で採集確率はグッと上がりますが、手軽にかつ投資も少なくオオクワガタを採集するには街灯採集がオススメです。最近では福島県只見町の様に条例で禁止されてしまっている場所もあります。肩身がせまくなってきている昆虫採集ですがマナーを守って採集に行きましょう。

夜間採集には明るいLEDライトやヘッドライトが必須になります。最近は安価でコンパクトかつ明るく、スマホと同じmicroUSB充電ができる18650リチウムバッテリー付きのライトがあります。

モバイルバッテリーで手軽に充電できますので一本持っておくと非常に便利です。昆虫採集以外にも万が一の災害時や停電等にも使えます。

購入する際はUSB充電が可能かバッテリー付きか無しかしっかり確認した方が良いです。

小生も使用しています。

18650リチウムイオンバッテリーはエネループ等の電池よりデリケートに扱う必要があります。過充電・過放電・高温になる場所に放置(車内等)は危険ですので取り扱いは自己責任にて十分注意してご使用ください。

小生もまだまだですので良い方法あれば書き直します・・・

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子供達には沢山外遊びをして欲しい思いでブログを書いています。アウトドアスキルも子育ても日々精進です。3児の父となりました。

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