2018/07/21
今回は会社の先輩・同僚と共に山梨県の大弛峠まで自転車で行って来ました。
大弛峠といえば、
「マイカーを含む車両で行ける日本一標高の高い峠」
です。その標高は2360mとなります。
自転車界ではツール・ド・フランスに匹敵する程のコースなんだとか。
2000m近い標高差は国内屈指とか・・・
果たして大丈夫なのか???
天気予報も午後から雨ですよ。
牧丘から自転車で大弛峠まで・・・
標高600mからスタートします。
狙いとしては標高1000m~琴川ダム(標高1500m位)はヒメオオクワガタが居てもおかしくない環境なので探索しながらの自転車になります。
結論から言うと
「今回は見つけることができませんでした」
では探索記?になります。
琴川ダムまでの道のり
道の駅花かげの郷まきおかではイベント用の自転車ラックがありました。
5月に大会は開かれたそうです。
峠に入る前から激坂・・・
坂 坂
坂・・・
大丈夫か小生???
ロードバイクではなくマウンテンなんですよ。
とりあえずことがわダムの「こ」
「と」 こ から1.2キロくらいならまだまだ・・・
とりあえず上り坂しかない。
700m程で「か」
これならすぐに琴川ダムまでいけるだろう・・・?
走っても走っても「わ」が出てこない・・・
平坦も一切なく容赦なく上り坂が続く
「か」から「わ」まで1.6キロ・・・遠いっす・・・遠すぎっす。
この辺りで雨もちょこちょこ降り出すしもうシンドイ。
「わ」から「ダ」まで1キロ
しかしながら標高は1000mを超えてきてヒメオオクワガタを探すには良い環境。
ちょこちょこブナが見られるようになってきましたが本数は少ない。
雰囲気の良いヤナギが結構あります。
樹液も良い感じで出ていますが甲虫の影が無い。
素晴らしい食痕があり樹液が出ている。
この環境ならヒメオオクワガタが居てもおかしくはないが・・・
何年も通っていますが、探索して見たことはまだありません。
「ダ」から「ム」まで2キロ・・・
辛い・・・辛すぎっす。
途中沢山ヤナギがあるので片っ端からルッキングしては蹴ってみましたが、クワガタの影すら無い。
体感としてはもう秋を飛び越えているように寒い。
天気も相まって本当に夏の終わりか???
琴川ダムに到着。
ここまで上り坂しかなかったが、ダムの手前だけ数百メートルの下り坂があります。
時刻は昼、天気はもう雨・・・
大弛峠までは琴川ダムがちょうど半分位の距離です。
牧丘から15km、ダムから大弛が15kmです。
ここで引き返しますか??
「はい」
→「いいえ」
では行きます。
琴川ダムのヤナギ群
沢山ヤナギがありますが、周りはカラマツが多くブナが無い。
正確には金峰山荘から上に少しブナがあるが距離が遠い。
ヒメオオクワガタの雰囲気は抜群にあるがブナが無い。
やはりホストが無いと居ないのか・・・
居そうなんだけどね。
そして大弛峠へ
標高も1800mを超えてきてヒメオオクワガタの探索域を超えてしまいました。
ここまで来るとブナどころか広葉樹が少なく、カラマツやモミ、シラビソなどが中心になってきます。
ヤナギは沢山あるんですけどね。
肝心の体力は・・・もうありません。
途中傾斜が緩い場所が数キロあってそこだけは気持ちよく走れました。
荷崩れするし・・・直す元気も無い。
元々四十肩で肩から首が痛くなるわ、ヒザが痛くなるわ・・・もうネガティブ以外の言葉は出ません。
ゴールまで諦めたくない・・・ただそれだけ(笑)
過去にフルマラソンは辛うじて完走できたが、それに匹敵する辛さがある。
距離は「自転車で30km」なんですがね。
天気は「完全に雨」です。
というわけで・・・いきなりゴール。
なんとか自転車で大弛峠を完走できました。
道側の画像は「人が沢山」でしたので割愛。
車で来れちゃう標高2300mは富士スバルライン以外なかなかありませんからね。
もうヘトヘトです。
とりあえず「寒い!!!!!」
汗と雨と寒さで一層寒く感じます。
山をあなどってはいけません。
一応登山用高機能カッパを着ていましたが寒いもんは寒いです。
洒落にならんので直ぐに降ります。
長野県川上村にちょっとだけお邪魔します(笑)
ナナカマドが既に色づいてました。
お疲れ様の温泉へ
今まで琴川ダム以外登りしかなかったので下りは楽ちん。
寒いけど楽しみながら降ります。
さすがに30kmほぼ下り。
漕がなくても快適快適・・・
琴川ダムまで降りてきたら暖かい位の体感温度でした。
そして牧丘まで降りてきたら
「暑い!」
しかも雨降ってないし・・・
なんでこの人たち長袖で暑苦しい格好しているの?って感じ。
とりあえず目的は達成?したので温泉へ行きます。
近くにはやぶさ温泉があります。
建物は古いですが、少し硫黄臭がするアルカリ性温泉。
シャワーなども全て温泉です。
住宅街の中にありますが、とても気持ちよく
「温泉に入ってるぜ」
って思える温泉です。
安いし食事も出来るし休憩所は快適だし文句無し!
塩山周辺といえば笛吹の「ほったらかし温泉」が有名ですが、こちらも良いです。
今回のまとめ
なんとか大弛峠を自転車で登る事が出来た小生ら。
後から調べてみたら勾配15%前後の坂がかなりの距離続くとか・・・
さすが日本屈指のコースですね(笑)
ロードバイク乗りであれば「登るだけなら簡単」かもしれませんが、
一度は来てみるべきです。
とても登り甲斐があります。
牧丘から琴川ダムまで15km
琴川ダムから大弛峠まで15km
琴川ダム直前の下り坂以外は全部登り。
丁度半分で分けれるのでプランも組み易く標高差による環境の変化も楽しめます。
疲れてギブアップするなら引き返すだけで大丈夫です。
肝心のヒメオオクワガタについてですが、このエリアは
ブナ帯と呼べるほどのブナが無い
ブナがある所にヤナギが無く、ヤナギがある所にブナが無い。
ので生息している可能性は高いが個体数は決して多くは無いと思われます。
今回は天候が雨ベースだったのも影響あるか!?
林道の支線も結構あったので次回は改めて探索に臨みたいと思います。
山梨県で手軽にヒメオオクワガタを採集するのは難しいですね。