2018/07/21
スポーツバイクと呼ばれる自転車に数台乗っていますが、速く走るにはどうしたら良いかを色々試してみました。
Googleでサイトを検索すると色々出てきます。
例えば
脚力を鍛える(もちろんですが、知りたいのはそこじゃない)
余計な物を外して軽量化する(もちろんですが、利便性を損なう)
パーツを高級品にする(お金がかかります)
などなど、間違ってはいませんが、求めている情報とちょっと違いました。
そこで、出来るだけお金をかけずに速くする方法を小生なりに書いていきたいと思います。
目次でございます
ハブをグリスアップする
新車の時は速かったのに遅くなった気がする・・・
利便性の良いママチャリや安い通勤・通学クロスバイクなどは元々の精度がイマイチ
MTBやロードバイクの様なスポーツバイクに乗っているがハブのメンテナンスを怠っている。
要は「抵抗」となってしまうと、いくら脚力があっても自転車は前に進んでくれません。
確認方法はフロント、リア共に自転車を浮かせた状態で回してみてください。
注意:リアについてはチェーンやディレイラー(変速機)クランクなども関係してきますので一概には言えません。
回転がすぐに止まってしまう様なら回転が渋くなっている証拠となります。ハブをメンテナンスする事で解消できます。
ハブを解体すると汚れたベアリングが出てきます。
パーツクリーナーや灯油等で綺麗に洗浄します。
グリスをタップリ塗って組みます。
定期的にハブをメンテナンスする事で、新車以上にスムーズになります。
ブレーキを引き摺っていませんか?
ブレーキもメンテナンスを怠っているとワイヤーが伸びたりする等でユニット自体がひきずってしまう事があります。
リムブレーキ(Vブレーキ・キャリパーブレーキ・ダイレクトマウントブレーキ・カンチブレーキ等)の場合はリム(ホイール)の振れや調整が不十分で擦れてしまい「抵抗」となってしまっている可能性があります。
Vブレーキ
ディスクブレーキの場合はブレーキパッドのクリアランス調整不足やブレーキローターの曲がりや歪み等で引き摺ってしまっている場合があります。
こちらも自転車を持ち上げて回してみると解ります。
シュッシュって音やシャリンって音がしたら「抵抗」になっています。
確実に干渉しない様に調整しましょう。
チェーンが錆びていませんか?
当たり前ですが、チェーンが錆びてしまっているとこれもまた「抵抗」となります。また、チェーンは伸びるので長く使っているとチェーンが外れやすくなったりギア(スプロケットやコグ)を速く消耗させてしまったりと良いことがありません。
チェーンゲージで伸びを計測し、しっかりと注油等を行いましょう。
チェーン自体は決して高額ではありませんので新品に交換してしまうのもありです。
シートポジションを適正に調整する
これは目からうろこな位違います。サドルの高さを調整します。
厳密に言うと自分に合わせた細かい調整が必要ですが、ひとまず騙されたと思って
「ペダルが一番下の位置で足首が無理なく伸びる位」
に調整してみてください。
ペダルを漕ぐ際はかかとや足の真ん中で漕がずに
「土踏まずより少し前の指の付け根あたり」
でこぎます。
今までサドルの高さが低すぎた方はギアが1速上がるくらい体感できるかと思います。
BB(ボトムブラケット)を良い物にする
ここからは少しだけ費用がかかりますが、BBを良い物に交換かメンテナンスする事でかなり漕ぎが軽くなります。
スクエアテーパー
オクタリンク
ISIS
ホローテックⅡ
他にもカンパニョーロのパワートルクやウルトラトルク、メガエクソ等BBの規格次第ですが
「ホローテックⅡの場合は安価で性能UPできます」
ロードバイクの場合DURA-ACE(デュラエース)
マウンテンバイクの場合XTR
スクエアテーパーとホローテックⅡ
上は一応XTRグレードです。
どちらも4000円弱で強化できます。
回転部分の大元であるBBを強化する事でかなりの効果が期待できます。
リアディレイラーのプーリーを変える
こちらも少々お金がかかってしまいますが、リアディレイラーのプーリーをベアリング入りの物に変える事で「回転抵抗」を減らします。
SHIMANO(シマノ)であれば
ロード系にはDURA-ACE(デュラエース)プーリー
マウンテン系にはXTRプーリーが適合するようです。
※モデルによっては適合しない場合や予期しないトラブル等が考えられますので自己責任にて改造を行ってください。
プーリー交換の記事はこちら
Shimano(シマノ)RD-M675 SLXにXTRプーリー(RD-M980)を装着する
ビンディングペダルって凄いんです
少々お金がかかってしまいますが、ビンディングペダル&シューズを導入すると
自転車がめちゃくちゃ楽しくなります!
ペダルと靴が離れず引き足も使えるのでペダリング効率が非常に良く疲れにくくなります。
ロングライドするなら必須です。
クリートと呼ばれる金具を専用シューズに装着して、対応したペダルに固定します。
上の小さな金具がクリートです。
シューズとペダルの規格は合わせないと装着できません。
とりあえず装着。
通勤・カジュアルからマウンテン、レースまでこなす2穴固定のSPDと、よりレース寄りな3穴固定のSPD-SL等があります。
(4穴もあるらしいがここでは割愛)
こちらは2穴のSPDです。
てきとうなスクリーンショットですが、こんなお洒落なビンディングシューズもあります。
しかし、デメリットもありまして…
・ペダルから足が外せずに立ちゴケする
・咄嗟に動作が出来ずに立ちゴケする
・固定されてるの忘れて立ちゴケする
・小回りにUターンしようとして立ちゴケする
・ビンディングシューズのまま歩くとカツカツ音がでる
・シューズの種類が多いようで少ない
など、立ちゴケばっかやん!って位立ちゴケに気を付けないといけません。慣れてもどうにもならない時がありますが、ビンディングシューズ&ペダルを導入するのは自転車を楽しく速く快適にします。
まとめ「フリクションロスを減らす」
如何だったでしょうか?メンテナンスばかり書いている様な感じですが、
フリクションロス(摩擦抵抗)によるパワーロスを最大限に減らす事が、自転車を速くするという事になります。
高級パーツに交換するのが手っ取り早いと言われるのは、
「カッコイイし物自体が軽量でベアリングも高性能だから」なのです。
お金をかけなくても速くしたいっていう改造をするなら、まずは上記のメンテナンスと回転部分の交換でフリクションロスを減らしてみましょう。
自転車を速くする事をまとめると
・ブレーキ等をホイールに干渉させない
・回転部分(ハブ)のメンテナンス
・チェーンのお手入れ
・ボトムブラケットのメンテまたは強化品にする
・リアディレイラーのプーリーをベアリング入りの物にする
・ビンディングペダルの導入
・もちろん軽量化
ライダー側は
・サドルの高さを適正に調整する
・ペダルの漕ぎ方を適正にする
・ライダーの軽量化及び体力をつける
それでは良い自転車ライフを・・・
コメント
結果お金かかってませんか?
by d 2020年6月27日 6:47 PM
コメントありがとうございます。
結果、メンテナンスも多少なりお金はかかりますが最低限かなと思います。特にビンディングシューズあたりはお金かかっちゃいますが、確実に自転車ライフが楽しくなるのは間違いありませんのでオススメです(^^;;
by maharin4041 2020年6月27日 6:53 PM